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青雲・凌雲(校長ブログ)

南三陸町での忘れることのできないお話①

2020年10月28日

少し遅い報告になりますが、高校2年生の修学旅行が無事終了しました。
3方面に分かれた4泊5日の日程でしたが、大過なく全員が帰阪できて
ほっと胸をなで下ろしているところです。
私自身は、東北・北海道コースに引率教員の1人として参加したのです
が、南三陸町で忘れることのできないお話を聞きました。

講師は南三陸町観光協会にお勤めの西條美幸さん。震災当時は高校生だ
ったとのことで、3月11日のご自身の体験を生徒たちに語っていただきま
した。聞き覚えで、所々正確ではないところもあるかも知れませんが、
彼女が語ってくれたお話をお伝えしようと思います。

 

当日、学校は休みで、彼女は所属していた卓球部の練習で、町の公民館
にいました。そこに突然の激しい揺れ。思わず卓球台の下にもぐったそ
うですが、握った台の支柱が左右に大きくふれ、そのあまりの激しさに
公民館が崩れるのではないかと心配したそうです。
まわりにいた人達と声をかけながら、揺れの合間をみて公民館の外に飛
び出したまではよかったのですが、そこからどうするべきか、途方にく
れたままいたずらに時間は過ぎていきます。
公民館は海岸のすぐそばにありました。「津波がくるぞ」「はやく避難
しろ」と声はかかったのですが、公民館から小高い山の上にある学校や
自宅に戻るには、相当な距離がありました。危険を冒して戻るべきか、
それともこの近くの高い建物に避難すべきなのか。
部の顧問の先生もたまたま公民館を出ていた状態で、高校生たちは路頭
に迷います。あまりの災害に出会った時、人間は立ちつくしてしまうこ
ともあるのだなと、話を聞いて感じました。
やがてそこにいた大人の人から、「君たちは何をしてるんだ、早く避難
しなさい!」と言われ、海岸沿いで最も高い町の公団住宅の屋上に避難
することになります。
※この稿、少し長くなりましたので、次回に続きます。
福力

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