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青雲・凌雲(校長ブログ)

読書の秋①

2021年10月15日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝夕ようやく秋めいてきました。読書の秋にちなんで、いくつかの書籍をご紹介
したいと思います。1冊目はシンプルなタイトルで『2040』。著者は元日本
マイクロソフト社長の成毛眞さん。
タイトルの通り、今から約20年後の世界を予想しているのですが、主たる予想の
場は日本です。そしてこれが予想以上に暗い。読んでいてページを繰る手が止ま
ってしまうほどです。この10年間、日本はほとんど経済成長していません。この
軌跡がこの後20年間そのまま延長されれば、当然そうなるかとも思うのですが。

中でも私にとってショッキングだった記述は、以下のようなものです。

 

「コロナ禍の前までは海外から観光客が押し寄せていたが、あれは日本の観光キ
ャンペーンがうまいわけでも、日本の自然の風光明媚さが外国人の心をしっかり
とつかんでいるわけでもない。単純に、自国でモノを買うより日本で買う方が圧
倒的に安い国が増え、その国の人たちが押し寄せているのだ。私たちが変わらな
い間に、他の国々は所得が増え、リッチになり、自国での物価が上昇し、日本に
行ってでも買い物した方が得なのだ。つまり、日本は世界でみると、「安い国」
になったということである。」(本書 第2章 123p)

 

思い返せばコロナ禍の数年前、日本の外へ出てみるとやたらと物価が高いと感じ
ました。昼食を外ですまそうとすると、日本円で最低でも1,500円は必要、2,000
円を超えてしまうこともあったのですが、あれはその国の物価が高いというより
も、日本が安すぎたのかと思い返されました。
500円もあればそこそこの昼食がとれると喜んでいても、それは低賃金で働く環境
を後押ししているに過ぎないかも知れません。

そして本書の極めつけの予想が、第4章「天災は必ず起こる」です。最後の章では、
ずばり東南海トラフ地震、富士山の噴火等を想定し、その被害はどれほどのものに
なるかを予想しています。

20年後はあっという間にやってくるでしょう。それまでに私たちがどれだけ備えら
れるのか。それはこれからの10年間にかかっていると再認識させられた本でした。
福力

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