校長ブログ

2018年02月14日

冤罪のち次官①

1月下旬から、「時代の証言者」~冤罪のち次官~というタイトルで、前厚生労働省事務
次官の村木厚子氏が、読売新聞において、一連の事件を振り返った証言を続けています。
この連載がとても興味深く、最近、読売新聞はこの連載記事を真っ先に読んでいます。
事件が起こったのは、2009年。村木氏が起訴された罪名は、虚偽有印公文書作成・同行
使でした。まだ皆さんの記憶にも残っていると思いますが、読売新聞の記事を少し引用し
ますと、

 

「偽の障害者団体が不正に利益を得ようと郵便割引制度を悪用した際、2004年に発行さ
れた厚労省の障害者団体証明書が使われたことから、当時、担当課長だった村木さんが
偽の証明書の作成を部下に指示したとされた。後に不当な捜査による冤罪とわかり、検
察組織を揺るがす大事件となった」(時代の証言者第1回 1月24日朝刊より)

 

単なる冤罪ではなく、検察、しかもその特捜部が、証拠の改竄を行っていたという衝撃
的な事件でした。この事件後、大阪地検特捜部が事実上解体され、特捜部という組織事
態の存在理由が問われることになったのは、皆さんご存じの通りです。
渦中にあった村木氏が語る逮捕時の衝撃、半年近くにわたった拘置所生活、証拠の改竄
を見つけた経緯等、この連載は勉強になることが満載です。次回、その中からいくつか
を取りあげて紹介したいと思います。
福力