校長ブログ

2018年01月20日

日本にもグーグルが・・・

プリファード・ネットワークスという企業をご存じでしょうか。社員数110人。うち技術
者が100人。営業マンは0人という異色の企業。15日付けの日本経済新聞が、この企業を
特集で取りあげていました。
規模だけみれば、中小企業のそれにも及ばないほどのこの小さな企業が、世界的な注目
をあびている理由は、この企業が持っている世界屈指のAI技術。
AIは今、さまざまな企業でその技術の応用が始まっていますが、その1つが自動車の自動
運転技術です。最初にこの技術を確立した企業が、世界のマーケットを制するかもしれな
いということで、今、旧来の自動車メーカーに、グーグルなどのソフトウェア会社も加わ
って、世界中で熾烈な開発競争が進行中なのは、ご存じの通りです。
記事によると、AIによる自動運転技術の開発で遅れをとったトヨタが、昨年8月、同社に
105億円を投資。急速に両企業の連携が進んでいるとのこと。しかも35歳のプリファード
社長西川は、下請けの仕事ならしないといい、超巨大企業トヨタとの提携関係は、2014
年以来、対等とのこと。
私はたまたま見たテレビで、西川氏のことを知り、一度聞くと忘れがたいその企業名を
覚えていたのですが、これほどのイノベーションを起こしている企業とは知りませんで
した。日本にも、ついにグーグルのような存在に成長する企業が現れたのでしょうか。
期待は膨らみます。
福力
参考記事
※プリファードのすべて(1)~トヨタも頼る AI異能の100人集団(2018.1.15 日経電子版)
※プりファードのすべて(2)~35歳コンビ、「盛田・井深の再来か」(2018.1.16 日経電子版)