校長ブログ

2017年08月4日

AIをめぐる論争

テスラのCEOイーロン・マスクと、Facebookのマーク・ザッカーバーグが、SNS上で
人口知能(AI)をめぐる論争をくり広げ、話題となっています。
2人の意見は全く逆で、マスクは、人口知能が将来、人類にとって大きな脅威となる
と予測しています。調べてみると、彼は2014年、ツイッター上で次のような発言をし
ていました。
"we need to be super careful with AI,"  "potentially more dangerous than nukes."
 "Hope we're not just the biological boot loader for digital superintelligence.
Unfortunately, that is increasingly probable."
                                   ※The verge  by Dante D'Orazio

「私たちは人口知能について細心の注意を払う必要がある」
「人工知能は、ある意味、核兵器より危険だ」
「高度に発達した人工知能にとって、人間は単なるコンピュータのスイッチを入れる
 存在になり下がるのではと心配している。今のところ、残念ながらその可能性は高ま
 りつつある」       ※日本語訳はある程度意訳しています。

これに対して、ザッカーバーグは、次のように全く逆の見解を述べています。

「私は全般的に楽観的な人間だが、この件については、極めて楽観的だ。何かを作り出
すことができれば、世界は良くなると考えている。特にAIについて、私は本当に楽観的だ。
だから否定的な態度を取り、AIは世界の終わりをもたらすという話を持ち出そうとする人
がいることは理解できない。本当にネガティブで、ある意味では極めて無責任だと思う」
           ※Business Insider Japan  by SamShead Jul. 26, 2017より抜粋 

このようなザッカーバーグのSNS上の批判に対して、マスクは「ザッカーバーグと過去に
人工知能について話したことがあるが、彼のAIに対する知識は限定的だ」と述べているよ
うです。
さて、あなたはAIについて楽観的ですか、悲観的ですか?
福力