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青雲・凌雲

寂しい生活①

更新日:2017年11月04日

 

 

稲垣えみ子さんをご存じでしょうか。
最近、マスメディアで取りあげられることの多くなってきた女性です。
まだご存じのない方のために、彼女の経歴を簡単に紹介しますと、

 

1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒業。朝日新聞社入社。
大阪本社社会部。「週刊朝日」編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、
アフロヘアの写真入り連載コラムや「報道ステーション」出演で注目を集めたが、
2016年1月退社。
その後の清貧生活を追った「情熱大陸」などのテレビ出演で一躍時の人となる。
                     ※『寂しい生活』巻末より引用

 

私は偶然、彼女が出演していた「報道ステーション」を見ていて、彼女を知って
いたのですが、上記の本を読むまで、彼女がその後新聞社を退社していることは
全く知りませんでした。もちろん、退社後の彼女の清貧な生活も、そしてその理
由も。
今回、「寂しい生活」を読んで、その後の彼女の生き方を知り、少なからず驚か
されました。
彼女が清貧な生活(彼女自身はそうは思っていないと思いますが)を送ることに
なったきっかけは、東京電力福島原子力発電所の事故でした。
電気を節約する、事故当時は日本中がそのことに真剣に取り組んでいました。彼
女も節電に着手し、それが高じて次々に所有している家電製品を手放すことにな
るのです。そのドキュメンタリーともいうべき本が『寂しい生活』です。

しかしこの本には、私たちが予想するような悲壮さは全くなく、むしろ彼女自身
が本書で書いているように、「清々しい」イメージが全編に漂っています。
その詳しい中身について、次回、紹介したいと思います。
福力

韓国の若者たちの現状

更新日:2017年10月31日

東京オリンピックまであと約1,000日。そして平昌オリンピックまではあと約100日。
ジャーナリストの池上彰さんが、オリンピック前の韓国を取材した記事が、今日の
朝日新聞(10.31朝刊20面)に出ていました。
その記事「生きづらい 悩む韓国の若者」によると、若者たちの就職難が続き、最近
はさらに
これが悪化の方向にあるといいます。
25歳から29歳の失業率は、9.4%。日本に比べるとかなり高い数字です。また大企業
に就職できても、「社内での熾烈な競争は続き、いつ落後するかわからないという危
機感にさいなまれる」(池上氏)状況のようです。
その結果、公務員試験希望者(韓国では「考試」と呼ばれる)が激増し、記事による
と、8月に締め切られた下半期の募集では、429人の募集に対して、10万6186人が応
募、競争率はなんと248倍になったそうです。
この試験を突破するために、ソウル市内の一角には、公務員試験対策の就職予備校が
立ち並び、中には大学を休学して試験勉強に専念する若者もいます。1日に何時間勉強
していますかという池上さんの質問に、警察官を目指す22歳の女性は、朝7時から夜10
時(休憩の1時間を除くと、約14時間)まで勉強している、と答えています。
日本でも若年層の非正規雇用が広がっていますが、韓国の現状はかなり深刻なようです。

福力

総選挙

更新日:2017年10月24日

今回の総選挙は、本当に予想のつかない展開ばかりで驚かされました。
選挙が終わったものの、マスメディアは今後の行方をあれこれ予想して、まだ喧噪
はしばらく続くようです。
選挙日当日、新聞をいくつか読んで見て、読売新聞の社会面に載った「1票に込めた
高3の思い」(10月22日朝刊36面)という記事に目を引かれました。
この記事で取り上げられたのは、瀬戸内海に面した四国中央市にある愛媛県立三島
高校。市の選挙管理委員会が主権者教育の一環として18日、学校内の会議室に期日
前投票所を設置したそうです。同校の3年生238人のうち、138人が有権者。
この投票所に来た3年生のいくつかの声を、記事は取り上げていました。

「いまの政治って、ほかの政党の罵倒ばかり。政党に魅力を感じない。投票しように
 も選べない」
「自分が1票を投じても社会が動くとは感じられない。でも若者が投票しないと何も
 変わらない」
「自分は大学に行きたいけど、経済的な事情で行けません。本人が希望すれば、進学
 できるような政策をきちんと実現してほしいです」

ちなみに上のコメントをした3人の高校生は、全員、それでも期日前投票をすませた
そうです。
この記事を読んで、日本の高校生も、単なる「無関心」ではなく、いろいろな思いを
今の政治に対してもっているのではないかと感じました。
さて、大阪青凌高校の3年生はどんな思いで投票したのでしょうか、またはしなかった
のでしょうか?
福力

「ドリーム」

更新日:2017年10月10日

  

 

 

映画「ドリーム」が公開中です。
この映画は、アポロ計画の頃のNASAが舞台なのですが、なんとこの頃のNASA
では、まだ本格的にコンピューターは導入されておらず、ロケットの速度や軌道
の計算を、人がやっていたようなのです。私もこの映画を見るまで、知りません
でした。
そこで登場する3人の女性たち。彼女たちは数学の天才なのですが、皆黒人で、当
時のNASAで働くには、同時に差別と闘わなければなりませんでした。例えば、あ
るビルには、黒人が入ることのできるトイレが全くない。そのため、トイレに行く
たびに、なんと800m先のビルに走っていかねばならないという具合。
上司役のケビン・コスナーがそれを知って、どうするか。それはぜひ映画でご確認
ください。
映画の原作は、マーゴット・リー・シェタリーのノンフィクション小説『Hidden
Figures』。そのまま訳すと「隠された人たち」となるでしょうか。表の歴史から
「隠された」黒人女性の活躍が、全編にわたって小気味よく描かれています。
この映画のシーンでも出てくるのですが、グレン宇宙飛行士は、コンピューターの
計算よりも、3人のうちの1人であるキャサリン・ジョンソンの計算を信頼していた
と言われています。
人種による分断が再び起きているとも言われる米国で、今、この映画が上映される
意義は、決して少なくないと思います。
福力

祝 ノーベル文学賞

更新日:2017年10月06日

  

 

カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞されました。
氏は長崎生まれ、両親も日本人ということで、昨日メディアでも大きく報道されま
した。
私が印象に残っているカズオ・イシグロ氏の小説は『日の名残り』です。
この小説の主人公は、ダーリントン・ホールという邸宅に執事として勤めるスティ
ーブンス。邸宅はかつてのオーナーであるダーリントン卿の手を離れ、今は米国人
のファラディ氏の手に渡っているという設定で、スティーブンスが過去を色々と回
想するのですが、私が読んでいて色濃く感じたのは、斜陽となった英国のイメージ
でした。日本人が書いているというイメージ、雰囲気は全くなかったです。(原文
は英文ですし、カズオ・イシグロ氏は国籍を英国に移しておられるので、当然なので
すが)
だからでしょうか、今朝の新聞を読んで、イシグロ氏が「英国で育ち、教育を受けた
が、自分の中には常に日本がある。日本人の両親に育てられ、家では日本語を話して
いたので、ものの見方や世界観の大部分は日本人だと思う。それは作家にとっては良
いことだと思っている」(読売新聞プレミアム 2017.10.6)とコメントされているの
が、私にはとても意外でした。
しかしこの小説にもある儚さを美しいと思う心は、日本生まれの氏ならではの美意識
かも知れません。
福力

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