校長ブログ

2021年02月24日

フランスのランチに異変

先日CNNのネット記事を見ていると、フランスで「自分のデスクで昼食をと
ること」が合法になったというニュースがありました。少しCNNの記事を引
用しますと、「フランスでは長年にわたり、昼休みは神聖な時間とみなされ
てきた。食文化の大切さを反映する措置として、労働法では雇用主に対し、
従業員が職場で食事することを認めてはならないと定めている」のだそうで
す。(※https://www.cnn.co.jp/fringe/35166536.html)

 この記事、私は意味がちょっと理解できませんでしたが、先日、ラジオを聞
いていたら、ピーター・バラカンさんが、フランスでは企業は従業員を搾取
する存在と広く一般に認識されていて、それで労働法でランチを職場のデス
クでとらせてはいけないという法律が存在していた、という説明をされてい
ました。
日本では、職場のデスクでお弁当を食べたり、パンを食べたりするのは普通
の光景ですが、所変わればこれほど認識も変わるものかと驚かされました。

ではなぜこの法律が変わったのかというと、コロナ感染防止のために、レス
トランが閉まっているので、オフィスでランチをとらざるを得ないというこ
となのです。コロナウィルスは、フランスの食文化にさえ影響を与えている
ようです。
フランスでは、昨年10月下旬からレストランが閉鎖され、今も全土で午後6
時以降の夜間外出禁止令が出ていると、記事は伝えていました。
福力