校長ブログ

2020年12月16日

ブラック霞ヶ関①

何かとそのツイートで話題となる河野太郎大臣。そのブログが今、官僚の
間で話題になっているそうです。タイトルは「危機に直面する霞ヶ関」。
そのブログによると、若手官僚(20歳代)の自己都合退職が、6年前に比
べて4倍以上になっているらしいのです。
ブログには、その実数もあげられていて、以下のようになっています。

 

2019 87人
2018 64人
2017 38人
2016 41人
2015 34人
2014 31人
2013 21人

 

また、そもそも国家公務員総合職を受験する人数も毎年減っていて、2019
年度は、1996年に比べると、大体半分になってしまっているといいます。
おそらくですが、このようなデータが公表されたのは初めてだったのでは
ないでしょうか。
河野大臣のブログの内容を簡単にまとめると、官僚を目指す人は半減し、
在職中の10%を超える人が3年以内に辞めることを考えているというのが、
霞ヶ関の実態だということなのです。そして実際に辞めた人数が、上に挙げ
たとおり。
なぜなのでしょう。
実は、中央官庁で働くキャリア官僚の労働条件が、このご時世では考えら
れないほどひどいというのが、その答えだろうと思います。
次回はその実態について書いてみます。
※河野太郎大臣のHP  https://www.taro.org/ 
(今回取りあげた内容は、「ごまめの歯ぎしり」というタイトルのブログ
(11月18日)にあります。)
福力