校長ブログ

2019年06月12日

意外なこと2つ

最近知った意外な事を2つ、ご紹介したいと思います。
一つ目は、日本の国際競争力について。平成の約30年間で競争力はどうなったか。
競争力をどのような指標で計るかなのですが、ここでは国際収支、つまりどれだ
け日本が世界に輸出し、また逆に輸入し、その収支はどうだったのかで見てみま
す。
まず輸出額(平成30年度)は、81兆円で過去最高でした。ちなみに平成元年度の
輸出額は37兆円。ではここから輸入額を引いた差し引きの利益(国では経常収支
と言います)はどうなのか。ちなみに平成元年は9兆円だったのですが、昨年度は
19兆円で、元年に比べて約2.2倍になっています。
つまり、国際収支で見る限り、日本の国際競争力は落ちているどころか、上昇して
いて、過去最高であると言えるのです。この数字を取りあげ、イメージで物事を判
断する危険を指摘されていたのが、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏でした。
(※NHKマイBiz! 5/29放送分)
ただ藻谷氏は、国民がその利益を実感できていないのは、その利益がきちんと分配
されていないという問題だ、とも指摘されていました。

二つ目の意外な事。つい先頃、来日された米国のトランプ大統領。彼は一切アルコー
ル類を飲まない、という事。なので六本木の炉端焼き店でも、ソフトドリンクで食事
を楽しまれたとの由。
(※「トランプ氏と同じ幸福感味わった」 野原大輔 毎日新聞5/28)
失礼ながら、じゃんじゃんビールを飲んで、さらにバーボンを飲んでというイメージ
だったので、この記事、私はとても意外でした。
絶好調の日本の国際競争力と、実はお酒を飲まないトランプ氏。皆さんはどちらが意
外だったでしょうか。
福力